論理回路で遊んでみよう!~AND回路~

電子工作についていろいろ調べていると遭遇する「論理回路」や「論理演算」といった単語…
ANDやOR、XOR、NANDなどなど…
真理値表からどういう処理になるかはわかるけど、いまいち覚えられないというか、理解しきれていないなと感じていました😞
そこで、これから数回にわたって、ロジックICを使った回路を実際に組んで、勉強ついでに論理回路で遊んでみよう!!…という試みです🥳
今回は第1回ということで「AND回路」にふれてみます。

目次

論理回路とは?

論理回路とは論理演算する回路ことです。論理演算とは「1」を真、「0」を偽と見て、この「1」と「0」の2つの値で行う演算です。
基本となる回路には、「AND回路(論理積回路)」「OR回路(論理和回路)」「NOT回路(否定回路)」の3つがあります。
今回はその基本回路の1つ「AND回路」についてみていきます。

AND回路(論理積回路)

AND回路は2つの入力の両方が「1」の時に「1」を出力する回路です。
2つの入力Aと入力Bがとりうる組み合わせから得られる出力結果Yを表にしてみました。

入力A入力B出力Y
000
010
100
111

ロジックICで実践!

さて、回路を組んでいきます!
この「論理回路を実際に体験してみる試み」回路では、以下のルールでやっていきます。

  • 論理回路の部分は、ロジックICを使う。
  • 2つの入力はスイッチを使う。入力「0」=スイッチを押さない、「1」=スイッチを押す
  • 出力結果は、LEDが光るかどうかを見る🔦 出力が「0」=光らない、「1」=光る

回路図

ロジックIC:74HC08AP

今回使ったロジックICは2入力のAND回路が4つ入っているものです。
秋月電子で1個30円(2022/9時点)なので、気軽に購入して遊べます🥳
秋月電子の通販コードは「I-14059」です。

AND回路を試してみる!

パターン1:ボタンを押さない(A=0、B=0の時)

入力A入力B両方が「0」の時は出力結果のLEDは光りません。

パターン2:Aボタンを押す(A=1、B=0の時)

入力Aは「1」入力Bが「0」の時も出力結果のLEDは光りません。

パターン3:Bボタンを押す(A=0、B=1の時)

入力Aは「0」入力Bが「1」の時も出力結果のLEDは光りません。

パターン4:AボタンとBボタン両方押す(A=1、B=1の時)

入力A入力B両方が「1」の時、出力結果のLEDが光りました🔦🔦🔦

結果まとめ

結果を表にまとめてみました。
真理値表の通りに、ボタンAボタンB両方を押した時、つまり入力A入力B両方が「1」の時、出力結果のLEDが光りました🔦🔦🔦

パターンAボタン(入力A)Bボタン(入力B)LEDが点灯したか(出力結果)
パターン1押さない(0)押さない(0)光らない(0)
パターン2押す👇(1)押さない(0)光らない(0)
パターン3押さない(0)押す👇(1)光らない(0)
パターン4押す👇(1)押す👇(1)点灯🔦(1)

感想

今回はロジックICを使って「AND回路(論理積回路)」を実際に組んで体験してみる試みでした!
真理値表から結果がわかっているとはいえ、実際にスイッチを押して確認してみるのは、すごく印象に残るのでめっちゃ良い経験になったな~と思いました😊

おススメ🥳

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Arduino互換機のほかにブレッドボードやジャンプワイヤー、抵抗など、必要なものが結構そろっているセットです。日本語(機械翻訳っぽい?)マニュアルも用意されていましたので、これからはじめようと思う方でも、センサーやLEDなどでひと通り遊ぶことができます🤭

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この記事を書いた人

趣味で楽しみながら電子工作やプログラミングをちょこちょこやってます!
ブログでは遊んでみたこと、やってみたこと&雑記を配信中です!
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