ArduinoIDE2.0が1.系に比べて機能充実した感じだったので、ArduinoIDE2.0を使ってみての個人的な感想を書いていこうと思います。
そして今回はArduinoIDE2.0をインストールして、実際にArduinoにスケッチを書き込むところをやっていきたいと思います。
開発環境_ArduinoIDE2.0
ArduinoIDE1.x系と2.x系
ArduinoIDEはArduinoの統合開発環境です。スケッチ(Arduino言語のプログラムコード)を書いて、Arduinoに書き込んだりができる等、Arduinoを始めるなら、これも一緒にインストールしておいたほうが絶対いいと思えるソフトウェアです。
また、対応しているOSはWindows、Mac、Linuxと幅広い環境で使える他、Arduino以外のマイコンボードに幅広く対応しています。
そんなArduinoIDEですが、少し前から「Future Version of the Arduino IDE」として、2.x系がリリースされています。(記事投稿時は2.0.0-rc5でテスト段階のようです。)
見た目からして1.x系と2.x系は基本は同じような画面なのですが、レイアウトが変わっていて、VScodeのような感じになった印象です。
また、この2.x系を使おうと思った大きな理由の一つに「オートコンプリート機能」があることです。入力補助をしてくれる機能なのですが、1.x系にはなかった機能で、スケッチを書くのがとても楽になります。あとはボードを選択しておくとそのボードに合わせた候補が出てくるのもいい機能だなと思います。(例えばArduinoUNOを選択していたら、ArduinoUNOにあるピンしか候補に出てこない等です)
インストールしてみる
ArduinoIDEはArduinoのホームページからダウンロード・インストールできます。 (https://www.arduino.cc/en/software)
ちなみに私はWindows11環境でインストールして使っていますが、今のところ問題なく使えています。
公式のチュートリアルもありますので、必要に応じて確認してみてください。
(https://docs.arduino.cc/software/ide-v2)
実践:Lチカをやってみた!
今回はArduinoUNOとArduinoMegaの互換機を使って、ArduinoIDE2.0からスケッチを書き込みLチカさせようと思います。
今回の配線図とスケッチを載せておきます。
ArduinoUNO
//ArduinoUNOでLチカする
//https://jcomet.com/
void setup() {
pinMode(LED, OUTPUT); //LED(4ピン)をOUTPUTにする
}
void loop() {
digitalWrite(LED, HIGH); // LEDを点灯する
delay(1000); // 1秒待つ
digitalWrite(LED, LOW); // LEDを消灯する
delay(1000); // 1秒待つ
}
スケッチをArduino本体に書き込んでみます。
COMポート(使用環境により異なります)とマイコンの種類指定をArduinoUNOにします。(赤線部)
画像右上の「→」ボタンがUploadボタンで書き込みができます。「upload complete」の文字が最後に出ているので書きこみ成功です!
ArduinoMega
Megaのデジタルピンが54pinもあったので、UNOだと指定できない33ピン(テキトー)を使ってみてます😂
//ArduinoMegaでLチカする
//https://jcomet.com/
int LED = 33; //LED変数を33ピンに定義
void setup() {
pinMode(LED, OUTPUT); //LED(33ピン)をOUTPUTにする
}
void loop() {
digitalWrite(LED, HIGH); // LEDを点灯する
delay(1000); // 1秒待つ
digitalWrite(LED, LOW); // LEDを消灯する
delay(1000); // 1秒待つ
}
スケッチを書き込むときはCOMポート(使用環境により異なります)とマイコンの種類指定をArduinoMegaにします。
今回の感想
ArduinoIDE2.0を使ってみました!
まだテスト段階らしいですが、現状でも十分使える上に、オートコンプリート機能やデバック機能等1.x系にはなかった機能が追加されているので、個人的には今乗り換えても全然いいのかなと思っています。
基本的にArduinoIDEを使って、マイコン電子工作をやっているので、2.0の完成版リリースがとても楽しみです🤭
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